BoND_ID(667) オーサーコメントnamiki2005-11-0600:00ケニヨン細胞(Kenyon Cell, KC)、cis-3-hexen-1-ol(green), bombykal(orange), bombykol(red)のいずれに対しても膜電位を変化させる。KCのin vivoの匂い応答の計測は、バッタで以下の報告がある。Perez-orive et al., 2002 Science, 12130775Stopfer et al., 2003 Neuron, 12971898いずれもKCは匂いにほとんど応答しないという結果。上記2つは細胞外計測なので、閾値下応答を評価できないため、このデータと矛盾しない。このデータと上記文献から、KCは多くの出力神経(PN)と接続するが、各シナプス荷重は小さく、多くの場合は発火に至らないと考えられる。----Perez-Orive J, Mazor O, Turner GC, Cassenaer S, Wilson RI, Laurent G.Oscillations and sparsening of odor representations in the mushroom body. Science. 2002 Jul 19;297(5580):359-65.初めてKCの匂い応答を報告した論文。Lateral Hornからキノコ体へのフィードバックニューロンが、KCのスパースな応答を実現する可能性を示唆。Stopfer M, Jayaraman V, Laurent G.Intensity versus identity coding in an olfactory system.Neuron. 2003 Sep 11;39(6):991-1004.テトロードでKCのスパースな応答を計測、濃度不変に特定の匂いに応答するタイプ、特定の匂いの特定の濃度のみに応答するタイプを報告。刺激タイミングに対するスパイク発火の時間帯も固有であることを示唆した。